Laugh〜ママの保健室〜
「Laugh」に込めた思い
少し肩の力を抜いて、また明日からやってみようと思える場所をつくりたい。
これまで、看護師として、養護教諭として、支援学校の教員として、こころの支援に関わる現場で、たくさんの子どもとお母さんに出会ってきました。
子育てのしんどさを誰にも言えず、ひとりで抱えているお母さん。周りに同じ悩みを持つ人が少なく、「分かってもらえない」と感じているお母さん。学校の中で居場所を見つけにくい子どもを支えながら、自分の気持ちは後回しになっているお母さん。
そんな姿に触れるたび、問題が大きくなってから支えるだけでなく、しんどさが小さいうちに「ちょっと話してもいい?」と言える場所があればいいと感じてきました。
養護教諭をしていたとき、朝からしんどそうに保健室へ来た子どもが、少し休み、少し話し、「先生、教室の近くまで一緒に来てくれたら行けるかも」と戻っていくことがありました。保健室は、治療をするだけの場所ではなく、いったん力を抜き、エネルギーをためて、また日常へ戻るための場所でもありました。
ママにも、そんな保健室があっていい。
眠れない。頭が痛い。肩がこる。体がだるい。気持ちが落ち込む。イライラする。更年期や子育ての時期には、心とからだのどちらが先か分からないまま、なんとなく不調が続くこともあります。「病院へ行くほどではない」「カウンセリングを受けるほどでもない」と思いながら、つらさだけが残ることもあります。
Laughでは、子どものことだけでなく、ママ自身の心とからだも一緒に大切にしたいと思っています。ママがいつも笑顔でいなければならない、という意味ではありません。疲れた日、誰かに支えてほしい日があっていい。その人自身が少し楽になれることを、まず大切にしたいのです。
「Laugh」という名前には、笑顔と、少し肩の力を抜いてラフに話せる場所でありたい、という思いを込めています。
まずは支えてもらう側でいい。少し元気になったら、その経験や言葉がいつか誰かの支えになるかもしれない。最終的には、ママと子どもが安心して集まり、同じような悩みを持つ人と横につながり、必要なときには学校・医療・福祉・地域の支援にもつながれる。そんな居場所をつくりたいと考えています。